RBR最強説#2 挙動についての考察

2023-12-31

次は、挙動についての感想と考察を伝えさせてください。ここで話すのはebichanがインストールして遊んでいる Rallysimsfan.hu 版の RBRについてですので、MODのNGP (New Generation Physics) 入りでの挙動になります。とは言っても、RBRProにしてもNGPは入っているわけで、多くの皆さんが今遊んでいるRBRはほぼ同じだと思われます。

まずはパッと乗って運転してみたフィーリングとしては、「難しい車」「曲がらねー」です。

DR2.0ではぼちぼち走り込んでいるつもりではあるのですが、RBRの車は全く曲げることが出来ません泣。自分の下手さを痛感させられます。ハンドルを切っただけでは全然思った方向に車が進まず、ドアンダーでコーナー外側に落ちます。ハンドルだけで曲がるには、相当にスピードを落とさなくてはなりません。

ではコーナーへのアプローチで速度を落とそうと、手前からブレーキで減速していくわけですが、そうすると「ブレーキが全然効かねー」となります。効きが悪いと言うのとは少し違って、慣性が強く表現されているためスピードが全然落ちません。だからといってより強くブレーキを踏めばいいかと言うとそうではなく、ブレーキを強めるとタイヤがロックしてさらに制動距離が伸び、コーナーのアプローチで減速しきれずアウト側に落ちますw。これが何と言うか「実車っぽい」挙動で、乗ってるうちにのめり込んで来て、まるで実車に乗って練習しているかのような気分になってきます。いや、楽しい笑。

更に「曲がらねー」についてですが、所謂アンダーオーバーが激しい挙動で、車によって程度に差はあるもののハンドルを切っただけでは全く曲がらず、荷重移動をしっかりしてちょっと極端なくらいに車を振ることで漸く車の向きが変わってくれます。ただ振り過ぎると簡単にスピンするので、その加減が非常に難しい。その難しさを言い方を変えて表現すると「非常に練習になる」ので、これも運転に没頭してしまい止められなくなる理由になってきます。もう中毒性が強すぎるんですよ笑。

このような実車っぽい挙動を再現しているのが、徹底したリアルさなのだそうです。これもネット情報の受け売りになってしまいますが、このゲームを開発にあたり Richard Burns から求められたのが誠に詳細な物理演算。タイヤ、サスペンション、ボディに始まり、エンジンの気筒ごとの爆発に至るまでリアルに再現されていて、高度が上がると酸素が減りパワーが落ちることまで再現されているとか。本当かどうかは知りませんが、さもありなんというリアルさです。と言うことで、当然ダメージモデルもリアルと言うかシビアで、コースアウトして立木や岩にぶつかったらほぼ確実にシリアスダメージを喰らいリタイヤするしかなくなります。それも本気で走らざるを得なくなる要因となっており、実車っぽく中毒性を増すことに繋がっています。

次にチューニングですが、ebichanはまだRBRを始めたばかりで、車両の挙動も十分に掴めておらずチューニングについては全然手をつけておりませんが、当然車両ごとに自由にチューニングが出来ますので、上記のようなリアルな挙動のもとにチューニングで自分好みのセッティングの車両に仕上げることができるハズです。ebichanも今後ぜひ取り組んでみたいと考えています。このリアルさを下敷きとして行うチューニング。相当に奥が深そうでワクワクしますよね。市販車ベースの実車では自由度の低い、ギヤ比の変更・ブレーキ前後バランスの変更や、細かく調整するためには試行錯誤を繰り返さなければならないダンパーの減衰力調整やスプリングのレート交換・車高の変更も、ゲームだとボタン一つであらゆるセッティングを試すことが出来るので、楽しみで仕方ありません。

「曲がらねー」「止まらねー」「すぐ壊れる」ということで「難し過ぎる」挙動となっているRBRですが、その分練習すればするほど上達し、(心が折れなければ)どこまでも成長の余地があって、「奥の深い」ゲームになっております。実車では、落ちたら死ぬかもしれんという危険な箇所を自分の部屋に居ながらにして走行出来て、何十万円、何百万円かかるかわからないようなクラッシュしてもへっちゃら、泥だらけの車の下に潜って修理やチューニングをする必要もなく、全てがボタン一つで自由自在に変更することが出来ちゃいます。

まさに「RBR最強」ですわ。

皆様も是非、一緒に楽しみましょう!

 

RallySim,RBR

Posted by ebichan