自作ゲーミングPCのトラブルシューティング
はいebichanです。今日は自作PCのトラブルシューティング編をやっていこうと思います。
何せ初めての自作PC。結構良い金額を突っ込んでいることもあり、絶対に失敗したく無いため手が震えます。EA SPORTS WRC も遊べないしね(笑)
それではやっていこう!
一応最小構成では、一発でBIOS起動までは行きました。ヤッタ!
ただその後がトラブルとの戦いの始まり始まり。
自作PCに慣れた方なら「ありがち」で、トラブルとも言えないような出来事でしょうが、自作初心者には頭を悩ませる罠に次から次へとハマりました。
ebichan個人としては、自作PCのスキルが上がったからまあ良いかネタにもなるし、とトラブルが解決出来た今では納得していますが、やはり一般的に自作PCはハードルが高いかなあと感じました。決してコスト的に優れているわけではないですしね。
このご時世、ググれば何らかの回答っぽいものが出てくるので、それを一つ一つ試行錯誤していく感じになります。インターネットが無い時代に比べたら、調べれば何となく回答が見つかるというのは大変にありがたく隔世の感がありますが、論理的に詰めていくというより、可能性のありそうなものを片っ端から試していくというようなやり方に偏りがちで、そもそも何が悪かったのかを調べるということに重きを置かない風潮があるようにも思いました。
PCのハードやソフト同士の相性みたいなのがあることは承知していますが、それにしてもいろいろやってみて動けばオッケーみたいなのは少しどうなんかなぁとモヤモヤしながらも、そういった情報を上げて頂いている事自体には多大な感謝をしております。m(_ _)m
その1.グラボが取り付け出来ない
今回使用したケースは darkFlash の DLH21です。このケースのホームページの説明では320mmまでOKと書いてあったのに、313mm のSAPPHIRE PLUS が刺さらない!
正式な名称がわかりませんが、グラボをケース背面にねじ止めする部分の折り返しの長さが長く後ろに突き出していると、装着時にケースと干渉するようです。
YouTubeでこのケースのことを調べていた時にも、仕様より短いグラボだけどケースに収まらないと言われている方がいましたので、うまい知恵の輪の方法があるのかもしれませんが、難易度は高めです。
ebichan の場合はほんの数ミリでしたので、最終的にケースの天板(通常のケースでは背面)を少し強く押し込んで撓ませることで、何とかケースに収めることが出来ました。
その2.起動しない
ようやくグラボを装着することが出来たので喜び勇んでPCを起動してみると、まさかのBIOSが起動しない。グラボを外すと動くためひとまず壊れてはいない模様です。
必死にググって、PCの構成を変えた時にはCMOSクリアをするということを発見!
これで何とか電源は入るようになりました。当たり前のことなんでしょうが、初自作PCなので知らずに焦りました。
後日、二つ目のケースファンを追加した時にも起動しなくなりました。再度CMOSクリアをすることで、動作し始めてホッと一息。ただし、これは後日発覚する別のトラブルの前兆だったようです。
その3.爆熱仕様
グラボがなんとか取り付け出来たため、喜び勇んでゲームを始めた所、CPUが95℃を超える爆熱仕様になってしまっています!
ケースをメルカリに出品してくださった方が、おまけでつけて下さった120mmのケースファンを追加してみましたが、効果はほぼなし。ファンが爆音で回っています。
慌てて電源を落とし、排熱が出来ていない理由を見ていくと、なんと天板のケースファンが吸い込み方向になっていて、PC周辺の熱い空気をケース内に取り込む仕様になっていることが判明!これはebichanが適当に組み立てたせいに間違いありません。
納得して逆に付け直し、排気方向に付け直したところ、90℃前後にまで落ち着きました。
Ryzen 5600Gというまあまあ普通のCPUなので、90℃という高温で使い続けることで多少寿命が短くなったところで「まあ良いか」と諦められるものではありますが、手軽に改善出来るなら改善したい。更に今後の5800X3D化を視野に入れるためにも、この時点でもう少し冷えてほしいということで、ケースファンを効率の高いものに交換することにしました。
天板の排気ファンはケース標準のdarkFlash製の92mm角15mm厚のものから、ノクチュアの25mm厚のものに変更。側面に取り付ける吸気側の120mmファンはケースにオマケで付けて頂いていたサイズ製のものからCoolerMasterのARGBタイプに変更を決行しました。
それでもCPUの最高温度はあまり改善されず。ただノクチュア効果か排気が大幅に改善されたようで、ゲーム後の温度の下がり方が大幅に改善し、2-3分で60度を切る温度にまで下がるようになりました。
これ以上に動作時のCPU温度を下げるには、CPUクーラーの換装が必要になると思われるので、一旦これで爆熱仕様は解決とします。
その4.やっぱり起動しない
ついにCMOSクリアでも起動しなくなりました(泣)
昨日まではなんやかんややっていたら起動しましたが、今日は無理。最後に起動した時には、少し傾けたら起動したので、同じように傾けてみたり、少しぐらぐらさせて弱い衝撃を与えてみましたがもうダメ。鋭い人ならここで原因に気づくのでしょうが、自作初心者のebichanは訳がわからず頭の中が空っぽにw
毎回、ゲームをするときだけ部屋の隅から出してきて、プレイシートやら何やらのゲームセッティングをしてからプレイしているのですが、その移動時の衝撃か、電源コードの抜き差しすることが悪いのか、グラボのPCI-Eコネクタが壊れてしまったか、電源の初期不良に当たったか、それともケースのスイッチが接触不良になっていてそれを嫌った前所有者がフリマに売り出していたのか、などどんどんと悪い方に想像が膨らみます。
色々ググっても、電源が入らずFanが回らない場合には、電源・スイッチ・マザボのいづれかが故障している可能性が高い、バラして最小構成で確認、という記事が多かったです。
そんな中 AKIBA PC Hotline! の記事の中に電源単体での動作確認の方法が載っていたため、最悪これを試して原因を切り分けるしかないかと絶望しながらバラシ開始。
全バラの前に全てのコネクタの接続確認をしようとして、一つ一つ確認していくとなんとマザボに接続する ATX 24pin が抜けかかっている事が判明!
原因ぽいものが見つかったことに安堵しながら、他のコネクタも全て確認します。ケーブルの電源側はグラボを外さないと分からないため、出来るところだけ指で押し込んでおくが、抜け掛かっているものはありませんでした。
これで祈る様に電源ボタンを押したところ、何事もなくしれっと起動することを確認できました。
何日か様子を見ましたがその後再発していません。このATX24pinコネクタは明らかに抜けかかっていたので、間違い無く原因はこれだったでしょう。
その5.本体から音が出ない
起動時にケースのヘッドフォン端子にヘッドフォンを繋いでいない場合、オーディオインターフェースが認識されないかアクティベートされないかで、起動後にイヤフォンジャックにヘッドフォンを差し込んでも認識されず使えないことがわかりました。これに気づくまで、ケースかマザボのオーディオが壊れてるんだと思い込み、暫くの間不便ながらもモニタのオーディオ端子にヘッドフォンを繋いで使用していたよ、ハイ。
色々試したところ、起動時に本体のオーディオジャックにヘッドフォンを接続しておけば、オーディオインターフェースが有効になり使用出来る事がわかったため、電源投入時にヘッドフォンを接続しておくことにした。
今までメーカー製のPCしか使ったことがないのですが、上記のような現象に遭遇したことは無かったので、気づいた時には唖然としました。起動時に接続しておかないと認識されないって普通なんでしょうか。。。
その6.SYS_FAN2が動かない
後日CPUクーラー換装の際にケースファンをもう一つ増設しました。その際に大丈夫かと思って何も確認してませんでしたが、案の定配線に負荷をかけてしまったようで、コネクタが抜けかかっており、SYS _FAN2の回転数が取れなくなってしまいました。
FANコネクタをマザボにしっかりと差し直したところ、無事に認識されたため一件落着。何事も横着はいけませんね。。。
以上がebichanが初自作PCを組んだ時に遭遇したトラブルでした。こうして改めて見ると、知識があれば簡単に解決できるような事ばかりです。基本が大事だということを改めて知ったと共に、トラブルの原因を絞り込むための情報が少なく、原因の絞り込みが難しいことがわかりました。マザボにLEDや何かでエラーコードを表示してくれるだけでだいぶんに絞り込みが楽になると思うので、次回自作する時にはそういった点もパーツ選定の時に考慮するようになるかもしれません。
最後にいつもの感謝を込めて TSUKUMO さんの広告を貼らせて頂きます
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