3つのRally SIM でグラボのベンチマークを取りました
こんにちは、ebichan です。
今日はグラボのベンチマークを取ってみました。普通のベンチマークは巷にありふれていますので、ここでは普段 ebichan が良く遊んでいる Richard Burns Rally、DirtRally 2.0、EA SPORTS WRC の3つのラリーシムのFPSがGPUによってどの程度変化するのかをベンチマークします。
比較対象としては、ebichan の旧PCとなった iMac’27 (AMD Radeon Pro 580)と Ryzen 5600G の内蔵GPU、それと Radeon RX7900XTX を用いて、MSI Afterburner で FPS を表示することでプレイ中の快適さを比較していくという企画になります。
それでは、行ってみよう!
まずはPCスペックから
使用したPCのスペックは以下の通りです。オーバークロックなど特殊な設定はしていません。
PC1 | PC2 | PC3 | |
---|---|---|---|
Model | iMac’27 Late2017 モデル | 自作PC | PC2と同じ |
CPU | Intel 7600K | AMD Ryzen 5600G | CPU |
GPU | Radeon Pro 580 | 内蔵GPU | Radeon RX7900XTX |
Memory | DDR4-2400 32GB (8GBx4) | DDR4-3200 16GB (8GBx2) | ← |
Disk | KIOXIA SSD USB接続 | KIOXIA SSD NVMe接続 | ← |
また出力モニターは全て同じで、UWQHD(3440×1440)解像度で60Hzの一般的なモニターですので、ゲーム側が60FPS以上出力しても出力結果には反映されない状態です。一部テストでは解像度よりFPSを優先するため、Windowsの設定から解像度をUFHD(2560×1080)にしている場合もあります。
以上が比較するPCのスペックとなります。それでは各ゲームでの結果を見ていきましょう。
Richard Burns Rally
Richard Burns Rally での結果は以下のようになりました。PC3は意味が無いため計測していません。
PC1 | PC2 | |
---|---|---|
GPU | Radeon Pro 580 | Ryzen 5600G内蔵GPU |
解像度 | 2560×1080 | 2560×1080 |
画質設定 | High | High |
FPS | 60 | 60 |
見事にFPSが60で固定されています。ebichan の計測方法が間違っている可能性もありますが、ゲームソフト内部でFPSを固定する仕組みが盛り込まれているように思われます。
画質設定をHighにしましたが、明らかに描画内容に精細さを欠きますのでモニターの解像度をこれ以上高くする意味も無いでしょう。Ryzen内蔵GPUでもプレイを楽しめるというのは、非常に魅力的です。とにかく走って練習するという目的に全振りして、低スペックのPCを使いながらハンコンなど他の機材に費用を掛ける事が出来ますから、これはありがたいです。
DirtRally 2.0
DirtRally 2.0 での結果は以下のようになりました。
PC1 | PC2 | PC3 | |||
---|---|---|---|---|---|
GPU | Radeon Pro 580 | Ryzen 5600G内蔵GPU | Radeon RX7900XTX | ||
解像度 | 2560×1080 | 2560×1080 | 3440×1440 | ||
画質設定 | Ultra Low | Low | Medium | High | Ultra |
FPS | 70-140 | 40-50 | 160-180 | 150-170 | 120-150 |
まずPC1ですが、グラボの性能がギリギリのためかFPSが安定しません。かろうじてFPSが60を切る事はありませんでしたが、コースなどの違いによってたまにカクツキを感じる時があります。
PC2ですが、Ultra Lowの設定を取り忘れ Low での計測だけになってしまいました。ただ内蔵GPUの実力的にRadeon Pro 580 よりは低いようですので、Ryzen 5600Gの内蔵GPUではDirtRally 2.0 をプレイするためには実力不足という事は明確です。
PC3は流石の実力です。Ultra 設定にしても余裕でFPSが100を上回ってきます。これなら高リフレッシュレートのモニターを買う意味がありますね。改めてUltra 設定で走ってみると、今までとは全く別のゲームに感じます(笑)。木の葉や道端の草花の表現、太陽光の写り込み、路面の水たまりの反射、全てが美しい。いや今更ですが、本当に良いゲームだと改めて感じました。
EA SPORTS WRC
EA SPORTS WRC での結果は以下のようになりました。PC1/PC2は最低スペックを下回っていますので計測していません。
PC3 | ||
---|---|---|
GPU | Radeon RX7900XTX | |
解像度 | 3440×1440 | |
画質設定 | High | Ultra |
FPS | 55-80 | 45-65 |
上記は発売当初のバージョン(1.0?)での結果です。あまりにFPSが低くて途中で計測をやめてしまいました。皆さんご存知の通り 2023-11-16 に Version 1.3.0 Patch までアップデートされている状況ではありますが、未だGPUの利用率が低くスタッターも頻繁に発生するなど、より最適化されることを待ち望んでいる状況です。更新が進んでいくと状況は変わってくると思われますので、みんなでデベロッパを応援しながらもう少し待ちましょう。
また新しいバージョンがリリースされたら計測したいと思います。
まとめ
以上、ラリーシムでのグラボベンチマークでした。以前から気になっていた Richard Burns Rally なら昨今のAPU(グラボ内蔵CPU)で遊べるんじゃないか疑惑がクリアになってスッキリしました!
さすが最強ラリーシムですね👍
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