Ryzen7 5800X3Dを電力制限して扱いやすくする!性能はどうなる?そして温度は♪( ´▽`)
皆様、こんにちはこんばんは。ebichan です。
ますます暑くなる昨今、皆様はどのようにお過ごしでしょう。因みに、皆様のゲーミングPCのCPUには何をお使いでしょうか?
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前振り
ebichan は AMD の Ryzen7 5800X3D というCPUを使っていますが、最近 Intel の13,14世代のハイエンドCPUで、ゲームが突如クラッシュしてしまうとか、CPUが劣化して元に戻らなくなるなどの怖い噂が流れていますが、ご存じでしょうか。
ebichan は AMDer のためそんな噂とは直接に関係無いのですが、ebichan’s ゲーミングPCはCPUクーラーの高さ制限がある関係上、5800X3D を冷やしきれずゲーム中CPU温度が90度張り付きという状況でした。昨今のCPUでは温度が上限になるとCPU自身がそれを判断してクロックダウンや電力制限を行うと聞いていましたので、90度張り付きでも「まあいいか」とお気楽に捉えていたのですが、Intelでそのような問題が起きていると聞いたら、常時90度運用というのもちょっと不安に感じてしまいました。せっかく高価で高性能なCPUですから、長く使いたいですからね。
そこで以前から少し気になっていた、「電力制限」を行った結果、通常運用では80度前後で動作させることが出来るようになりましたので、ご報告をさせて頂きたいと思います。
電力制限とは?
昨今のCPUはAMD/Intel問わず、隙あらば電力をガッツリ使ってクロックアップを行いパフォーマンスを高めるような仕組みがデフォルトで有効化されています。そのため発熱がやばいことになっているのは皆様ご承知でそれぞれ苦労されていることと思います。ハイエンドCPUを使用したいとなると、水冷クーラーや高性能な空冷クーラーを検討する必要がありますよね。
ebichan の場合、お気に入りのケースがあってそれに組み込めるシステムをコスパ重視で選択したところ、CPUクーラーの全高134mmという制約を受け入れざるを得なくなったわけです。その中で、最高のゲームパフォーマンス(コスパ)を追い求めた結果 AMDのAM4フォームファクターの Ryzen7 5800X3D に辿り着いた訳ですが、こいつはそこそこ発熱の多いCPUとなりまして、このケースに組み込めるCPUクーラーの中で最高であろうと思われる Noctua の NH-U9L を持ってしても完全には冷やしきれないという状況でありました。
そんな中 Intel 13/14 世代でのCPU劣化問題が出てきたため、何らかの対策をしたほうがいいかなと思い至ったわけです。
以前より、電力制限により発熱を抑えるというアイディアについては、インターネットでいくつか記事を見たことがありました。ただその記事の多くが PBO2 Tuner というアプリを導入して電力制限をするという内容で、「アプリだと何となく確実性が低くてイマイチやなあ」と思ってスルーしてきたのでした。
大雑把にに言ってしまうと、そこで実施している内容としては、「Curve Optimizer という機能を利用して各コアの電圧を下げる」、「PPT、TDC、EDCという電力設定値を変更して電力を制限する」の二つでした。
参考にさせていただいた記事二つがこちら
どうやって電力を制限するのか?
電力制限のキモはなんとなくわかりました。Curve Optimizer で各コアの電圧を下げてやることと、PPT、TDC、EDCを制限して全体の電力量を絞ってやることですので、それがBIOSで設定できるかどうか調べてみます。
そこでBIOSを見たところ、ありました(笑)。流石 GYGABITE です。もう2年以上前にリリースされたCPUなのですから、必要な機能は当然BIOSにインプリされていますよね。こういった点が枯れたプラットフォームの良い点だと思います。
そこでBIOSで以下のように設定。PPT、TDC、EDCは何故だか Tweaker メニューと Settings メニューの両方に設定項目がありますが、Curve Optimizer の設定のある Tweaker メニューから設定を行いました。
PPT、TDC、EDCの設定。それぞれ 95W、65A、90Aとしました。
Curve Optimizer は All Cores、Negative、30 に設定。写真は20ですが、最終的に30で動きましたので30にしました。
上記のように設定した結果、今までは90度張り付きで動いていたゲーム達が、およそ80度前後で安定して動作するようになりました。パフォーマンス的にはほとんど変化がないままでです。(データを取りそびれました)
いや、これはありがたい。
これによって、これから迎える灼熱のサマーシーズンでも、なんら忖度することなくゲームに没頭することが出来るということですから。(爆)
G29ハンコン、べダル、シフター、ハンドブレーキなど、運転環境のアップデートも着々と進んでいますから、この夏はガッツリとラリーシムの練習に没頭したいと思います。
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